6月5日は落語の日
と言うことなので
我らが谷中、全生庵に眠る三遊亭圓朝師匠作の古典落語にちなんだ寺社を巡ってみました。
高田・南蔵院
都電荒川線の面影橋のほど近くにあるこのお寺は、古典落語「怪談乳房榎」の舞台となりました。
乳房榎は、長いお話なのですが、かつて落語会に通いまくった(と言うか、桂歌丸師匠を追っかけまくった)きっかけとなった作品です。
桂歌丸師匠を初めて見たのが、国立演芸場で、その時の演目が乳房榎でした。
怪談ですし、落とし噺ではないので、「へーこんな落語もあるんだ?!」と思って聞きました。
先日、南蔵院の前をたまたま通りかかった折に、そんな印象深い作品のタイトルが書かれた看板を見つけて、猛烈に立ち寄りたくなって、御朱印をいただきました。
この後、乳房榎のことを調べていたら、タイトルにもなった乳房榎のあったお寺もあると知って、そちらにも是非行ってみたいと思って、落語の日(6月5日)に向かうことにしました。
赤塚・松月院
こちらがその乳房榎のあった場所と言うお寺です。
敷地内に幼稚園もあるくらい大きなお寺です。
とても落ち着いた素敵なお寺でした。
ただ、乳房榎なるものは見当たらず、キョロキョロしていたら、お寺の外の交番の横辺りに乳房榎の記念碑が建っておりました。
赤塚・東京大仏
松月院の近くには、東京大仏というのがあると聞いて、せっかくだから大仏様を見ていこうと立ち寄りました。
この場所はもともと赤塚城の二の丸だった場所のようです。
また大仏程ではありませんが、大きな石の大黒様やキラキラと綺麗な観音様もありました。
7人の小人のような七福神もありました🤗
さて、乳房榎とは別の噺ですが、こちらも圓朝作の落語で、縁切榎とい噺もあります。別名を両手に花といいます。
最近あまり演じられない噺のようですが、数年前に全生庵で柳家喬太郎師匠が演じたそうです。(見たかったなあ…)
板橋本町・縁切榎
とても小ぢんまりとした御社でしたが、管理が行き届いている様子でした。縁切のお参りに来る人ばかりではなく、良縁祈願に来る人もいるのだとか。