ハニィドグゥ

埴輪と土偶が作りたくなるフリーペーパー 「ハニィドグゥ」のブログです。 作りたくなった人向けに東京(谷中)にて 土偶&埴輪づくりワークショップも開催しています。 下町の小さなアートギャラリー、アートスペース谷中ジンジャーが主催しています。御朱印帳ワークショップや御朱印関連ネタ、店主の雑談など多め。TOKYO, JAPAN

短時間で綺麗なお面を作れる方法

今日は。

 
秋ですね。
 
雨降って寒いくらいです。
 
寒いのは苦手なので、
 
早く夏になれ!
 
夏と言ってること違いますね。
 
秋空のように移り気なんです。
 
さて、
 
お面作り用に樹脂粘土を買って久しいのですが、なんか失敗したらやだなあ、と先延ばしにしてましたが、延ばしても失敗の確率が下がるわけでないことに気づきまして…
 

ヤケクソだー作ったる!

 
とやってみました。
 
結論から言うと、まあ割と成功かも、です。
 
 

使った粘土は

 

 

 

 

 

 
世界堂で一番コスパ良さげでした。
 
後から知りましたが、黄変しやすいとか、縮率高いとか、まあ安いので諦めましょう(≧∇≦)
 

まずは、ちっこいのから

 
ヤケクソな割に石橋を叩きました。
 
貧乏性なので許してください。
 
こんな感じで、手のひら大の狐面の型に貼ってみました。
 
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ちぎって適当に貼っても良いのですが、繋ぎ目が少ない方が仕上げやすいので、平らなところで、ある程度薄く(5ミリ厚くらいに)伸ばして貼り付けました。伸ばすのには麺棒を使い、クリアファイルを下敷きにしました。
 
ちなみに、最初はラップをしましたが、無くても平気そうでした。型離れは良さげです。
 
抜いて、表面を整えたのがこちら。
 
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多少柔らかさがある内に、型から外して、表面を整えます。
を付けて擦ると、表面が柔らかくなって補修しやすいです。
 
ある程度整ったら、本気で乾かすためにまた型にもどしました。中まで乾くには数日掛かりそうです。
 
もっと薄く作っても平気かも。
 
という謎の自信が湧いてきました(≧∇≦)
 

デカイのでやってみる

 
いつも絵付けに使っているサイズの狐面を作ってみることにします。
 
今回は残り粘土の少なさもあり、1ミリ厚くらいに伸ばしてはってみました。
今回は、ラップ無しで、直貼りです。
あと、粘土少なかったので、最初から口元の開いた半面として貼りました。
 
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数時間放置してから、型から外し、表面を軽く整え、型にもどしました。
やはり薄いので乾燥は早いものの、やわやわで取り扱いは難しいかもです。
 
大小を比較してみました。
 
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同じ粘土型から作った紙貼りのお面と比較。
 
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数日経って少し黄色味掛かって来たかなと思います。
 
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硬さはだいぶ固くなりました。紙製のものよりは柔軟性が高いです。
 
アクリル絵の具での着色も大丈夫そうです。
 
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表面はヤスリなどで磨くとツルッツルになりそうです。
 

樹脂粘土のメリットは

 
  • 貼るのが短時間で済む
  • 表面がソコソコ滑らか(オリジナルの型の滑らかさによります)
  • 薄くても割と丈夫で柔軟性あり
  • ソコソコ透けるので明るさは判断できます(目穴開けとかで便利)
  • 量産向き
 
 
デメリットは、
 
  • ちょっと臭い
  • 完全に乾くのには数日かかる
  • 製品っぽい
  • 材料原価が高い
 
と言ったところでしょうか。
 
お面作りの参考になれば幸いです。
 

※補足

短時間というのは、紙貼り方式と比較してです。
主に、型に貼り付ける時間、と思ってください。
型を作るまでと、貼り付けてから乾くまで、そして絵付けする時間、などは考慮に入れてません。
なにせ、紙貼りはみっしり1〜2時間は掛かるので、粘土伸ばして貼るだけならすごく楽チンです。型がいくつもあると量産向きですが、一つしかないとトータル時間はそんなに早くもないかも知れません。
なによりも出来上がったものが全く別物な感じなので、スピード比較がそんなに重要とは言えないかも知れません。
 
 

 ※石膏型の作り方は以下の記事を参考にしてみてください。